VDMX5をとりあえず使える人がとりあえずの使い方を共有するブログ

非常にとっつきずらいにも関わらずほとんど情報のないVDMX5に対して困惑した、とりあえずVDMX5を使える私がとりあえずの知識を共有して、他の誰かにVDMX5を使えるようになってもらって、「こんな機能やあんなこともできるんですよ」といつか教えてもらうためのブログ

VDMXで多面映像出力をしよう

VJやってると、別々のプロジェクターでそれぞれ別の映像出したり、プロジェクター繋げて横長の映像出したり、プロジェクションマッピングしたり…憧れません?

今回はVDMX上でそんな複数の映像出力装置を使う方法について書いていきたいと思います。

 

まずは映像出力装置を二つ繋げましょう。試すだけなら、テレビでもなんでもいいです。自分の使ってるMacbookPro2014はHDMIひとつしかないので、別途変換かますのが少し面倒ですね。

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自分は二つのプロジェクターを使用します。真ん中にあるのがヤフオクで7000円ぐらいで買ったEPSONのプロジェクターEPM-760(入力はVGA)で、右端のが知人にたしか2000円ぐらいで譲ってもらったLEDプロジェクターのkvd-z240k(入力はHDMI)です。

解像度にかなり差が有るのでちょっとややこしいですが、お付き合いください。

各解像度についてはこちらでも参照できます。

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ちなみにこんな感じでうつってます。左がEPSONの方、右がLEDプロジェクターです。左のやつは明るさ最大まで下げて、低光度モードにしてるんですが、光度が全然違いますね。

プロジェクターに使ってた三脚が行方不明なのでとりあえずの即席スクリーンです。

 

 

とりあえずVDMXを開いて、windowのFull-screen Optionsを見てみましょう

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こんな感じになってると思うので、Display1と2にチェックを入れてみましょう

 

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はい、二つの解像度の違うディスプレイに出力したことによってこういう風になってます。

Output Optionsの下にある「Fill」から「Fit」に変えるとこんな感じ、こっちの方がわかりやすいですね。

とりあえず今回は「Fit」ではなく「Fill」の状態でやります。

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さて、これから二つのディスプレイにそれぞれ別の絵を出していきたいと思います。

「Workspace Inspector」の「Layers」の「Canvas/Main Output」をクリック。

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今回使うのは、真ん中にある項目「Canvas/Main Output controls」です。

 真ん中の四角の四隅のどれかをクリックすると光るので、そのままドラックします。

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実際にプレビューをみるとわかりますが、ここに合わせて、絵が縮んだと思います。

大体わかってきたと思いますが、Canvas/Main Output controls」上のディスプレイの上にマウスオーバーすると

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こんな感じで現在選択しているレイヤーが表示されます。

つまり、プラスして、レイヤーいくつも作っても同じことができるということですね。

ちなみに左下の[+][-]は表示されているディスプレイを拡大することができます。細かい調節など、拡大してやると便利です。あと、ディスプレイをクリックして上記の四隅が明るくなった状態で、四隅のどれかひとつをクリック、ドラックすると全体移動、四隅のひとつだけをクリックドラックすると、そこの角だけ動くという仕様です。

 

とりあえず、これを使ってプロジェクター、もしくはモニターとにらめっこしつつ。画面を分けてみます。

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できました。

これで映像の二面出しは可能かと思います。

まあ映像によって解像度が違う場合とかはどうするんだという話ですが、それは君の手で是非挑戦していってくれ(投げやり)

例えば、2チャンネル構成ではだいぶ使いづらいですが、Leftのチャンネルにミキサーをかまして、Main Outputをソースとした新しいレイヤーとアサインすることで、必要なときだけ、二面出しにする構成とかもできると思います。

応用することで、二画面にわたっての大きな映像を出すこともできます。

 

 

ちなみにそれぞれのレイヤーのサイズ変更と移動はこちらでもできたりします。

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WidthとかHeightとか~Positionとかですね。

あと最初に言ってたプロジェクションマッピングはどうやるんだって話ですが、上記の画像の中ほどにある赤くなってる「Rect」の横にある「Quad」をクリックしてみてくさい。

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見たまんまで、ここで映像をうにょーんと伸ばしたりできるわけです。

これに関しては公式サイトも参照のほどを

vdmx.vidvox.net

 

アニメ映像だとこんなのもできますね 

 

 実際、結構スペックが問われる気がしないでもないですが、是非いろいろ挑戦してみるといいかもです。