【VDMX】VDMXにiPhoneのカメラの映像を送ろう
VJとしていつかやってみたいのが、演者をカメラで写して、その上からロゴ重ねたりするやつ。しかし、クラブは暗いし、演者も動く!USBカメラ使おうにも安物じゃ画質も悪いし使い物になりません。そんなとき、誰しも持っているものが使えます、しかもそれなりにいい画質の映像を無線で。そうiPhoneならね。
必要なもの
いつぞやのアップデートで今回使うアプリ(TCPSyphon)がios8.0以上対応になったためiphone4以下は使えなくなりました。
②syphon
VJソフト間の通信を実現した最強アプリ(Mac専用)
③TCPSyphon(Client)
ClientとServerがありますが、今回はClientを使います。
イメージ的にはiphoneの映像をここに一旦送って、syphonと仲介する役割な感じです。
④TLRemoteCamera
こちらはiphone側にアプリとして入れてください。
まずはiphoneとパソコン同士を繋ぎましょう。wi-fiで同じ回線にしてもいいですし、おすすめはしませんが、デザリングできる人は試す分にはデザリングでやると確実には繋がると思います。おすすめはMacPCからネットワーク作成して繋ぐ方法です。
やり方は大体下記のものと同じです。今はネットワーク作成するを選択した後はだいぶシンプルになりましたので注意。
TouchOSCをクラブで使う場合 – AKIRA ISHIHARA a.k.a. A-Inc
そして、TCPSyphonClientを開いた状態でiphone側のTLRemoteCameraを立ち上げてあげると…
来ました!
ちなみに上のアイコンから選択することもできます。
とりあえず、syphonのサイトから配布されてるSimple Clientで確認してみましょう。
映像もちゃんと映りました。あとはVDMXに読み込ませるのみです。
VDMXを立ち上げて、Syphonにある、TCPSyphonClientを選択するだけで
簡単にiphoneのカメラの映像が使えます!あとは回線などに合わせて、iphoneのアプリ上で色々といじってあげると映像のカクつきも抑えられると思います。
というわけで今回の記事でした。
ちなみにSyphonはserato video、GrandVJ、Resolumeにもつかえる超便利ソフトです。自分はVDMXしか使ったことがないのでわかりませんが…Quartz Composerではお世話になってます。
今回、紹介したTECHLIFEさんというところはVJソフトなど様々な物をつくっておられるところで、VJの方には一見の価値ありです。
ちなみにiphoneを数台使用したい時はTCPSyphonのアプリ自体をコピぺすれば増えるので、それで複数台のカメラをVDMXに読み込ませることが出来たりします。
まあ実はこんだけ推しているアプリなわけですが、実際、所詮iphoneのカメラではあるので、真っ暗では使い物にならなかったり、めっちゃ発熱する上に充電がマッハでなくなる。そもそもクラブの回線ではカクツク、止まる…、かといってパソコンから通信したら、ネット使えなくなるじゃんという、環境によっては全然使う機会もないかもしれません。
それでもiphoneのカメラ映像をそのまま使えるギーグ感はなかなかなので、皆さんうまく使ってみてくださいね!