VDMX5をとりあえず使える人がとりあえずの使い方を共有するブログ

非常にとっつきずらいにも関わらずほとんど情報のないVDMX5に対して困惑した、とりあえずVDMX5を使える私がとりあえずの知識を共有して、他の誰かにVDMX5を使えるようになってもらって、「こんな機能やあんなこともできるんですよ」といつか教えてもらうためのブログ

【VDMX】クロマキー合成をやろう【BB素材】

クロマキーChroma key)もしくはクロマキー合成(クロマキーごうせい)はキーイングの一種で、特定の色の成分から映像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成する技術。

(wikipedia 「クロマキー」より抜粋)

 

というわけで、今回は実写映像素材とかの、いわゆるブルーバック素材(BB素材)とかグリーンバック(GB素材)と言われる素材を合成するときに使うクロマキー合成のやり方について、説明していきたいと思います。

 

今回もとりあえずメニューバー「template」→「Simple Mixer」を例にしていきます。

 

【①まず適当なBB素材を用意】

f:id:saikuro0526:20180321095124p:plain

Left Srcで選択。

f:id:saikuro0526:20180321110523p:plain

 

【②Left FXに「Color Effect」→「Chroma Mask」を追加】

f:id:saikuro0526:20180321110615p:plain

 

・「Chroma Mask」

f:id:saikuro0526:20180321111137p:plain

「range」・・・下のkey Colorで選択した色をどの程度の閾値で抜くか的なやつ

「keyColor」・・・抜く色

 

【③「Sampling...で抜く色の指定、rangeで調節」】 

FX:Chroma Mask内の「keyColor」の項目の横の「Sample」をクリックすると表示が赤くなって「Sampling...」の状態になると思います。この「Sampling...」の状態はスポイトのようなもので、Previewに表示されている映像をクリックすることでその部分の色を持ってくることができます。

今回で言うと、ブルーバック部分を抜きたいので、その部分をクリックし、赤くなっている「Sampling...」をもう一度押して、元に戻します。

 

f:id:saikuro0526:20180321112154p:plain

 

すると、上記の状態になったと思います。まだ青い部分が残っているようであれば、「range」の値を調節しましょう。数値をあげすぎるとブルーバック部分以外も抜けてしまうので注意。

 

念のため「Previe」を「Main output」から「Left」に変えて見ると

f:id:saikuro0526:20180321112716p:plain

まあまあ切り抜けてますね。

確認が出来たら「Previe」を「Main output」に戻して、続けます。

 

【④「Left Composition」の「Compotion Mode」を「OpenGL-Over」に変更】

現在の状態で「Right Src」に素材を読み込んでもうまくやりたい感じになりません。

f:id:saikuro0526:20180321113749p:plain

 

そこで「Preview」の下のタブから「Left Compostion」を選択します。

f:id:saikuro0526:20180321113920p:plain

 

現在、「Composition Mode」は「OpenGL-Add」となっていますが、これを「OpenGL-Over」に変更します。

f:id:saikuro0526:20180321114120p:plain

 

変更して、Previewで確認すると

f:id:saikuro0526:20180321114419p:plain

クロマキー合成の完成です。

 

BB素材を単純に抜いて使う以外にも、汎用素材に対して、黒を抜いて使ったりと、いろんなことに使えるので、自分もいろいろ試してみたいと思います。

f:id:saikuro0526:20180321115931g:plain

 

Yuichi

 

 

【VDMX】簡易的なCUE機能をつくろう

DJソフトの機能にあるCUEと同じように映像を任意の時間で頭出しして再生できたら、かなり便利ですよね。VDMXにもアップデートで「Cue List」なるものが追加されましたが、これはマニュピレーター向けというか、完全に映像が決め打ちされた状態で使用する機能といった感じでした。

一応、VDMXでも動画毎に設定可能な思い描くようなCUEも打てるには打てます。Workspace InspectorのFilessのカテゴリから各動画に対して、「Chapter Markers」がそれになるんですが、これがなかなか直感的ではなく、完全に下準備で使う前提のものといった印象を受けます。

f:id:saikuro0526:20171017213505p:plain

映像数が少なければいいんですが、なかなか膨大な素材量誇ると、特にアニソン系の素材をこなすには難しい・・・

というわけで今回、いやーたまにはフォーラム漁ってみるもんですね。素材毎には保存はされないものの、簡易的には十分に使えるCUEっぽいものを設定するやり方がわかったので紹介してみます。

仕組みとしては、Srcに対してMarksを打ち込んで行くという形になるので、まずは動画のシーケンサ部分をクリックし、UI Inspectorを出しましょう。

f:id:saikuro0526:20171016224839p:plainf:id:saikuro0526:20171016225003p:plain

ここで今回の注目ポイント。知っている人は知っていたかもしれない。

注目するところは

f:id:saikuro0526:20171016230604p:plain

ここです。

実はこのボタン、UI Inspectorにありながら、他のパラメーターと同じようにアサインすることが可能です。

でも、普通にcmd+Lでやっても青く光らないので、どうやってアサイン画面にいくのかというと、【+】【-】に対して右クリックをすれば

f:id:saikuro0526:20171016231928p:plain

なんと、アサイン画面が出てきます。これ知らなかったんで素直に感動です。

そして、いつもの感じでアサインしてから、もう一度、シーケンスをクリックしてUI Inspectorを出すと、

f:id:saikuro0526:20171017002337p:plain

【+】部分にアサインされてる!!!

ちなみにこの時点ではなぜか一回【+】ボタンをクリックするのを挟まないとアサインされたボタン押しても動かないので注意。

 

これで任意の場所にボタン一つでマーク(CUE)を打つことが可能になりました。

f:id:saikuro0526:20171017003628g:plain

今の状態でも、クリックでちょうどCUE地点へは飛んでくれるので使えますが、どうせならそれぞれのマークを別々のボタンで呼び出す感じにしていきたいところ。

 

今回、UI Inspector内の【+】【-】にアサインすることができるという話をしましたが、実はそれ以外にもアサインすることができます。

その中のひとつが

f:id:saikuro0526:20171016225003p:plain

右下にある【Detect】です。これ実は今回やるまで知らなくて申し訳なかったんですが、ここ押すとボタンが赤く【DETECTING】に変わって、その状態でキーボードやMIDIの信号を飛ばすと、アサインすることができるという。【DETECTING】状態ではMIDIなりkeyなりが入力されれば解除されるので、地味によくやらかしてた、アサインできたと思ったら最後に触ったキーやら別のボタンに設定されてたっていうことがなくなるという使える機能です。

 

さて、ここに先ほど【+】をアサインしたのと同じMIDIボタンをMarks内の【Detect】にアサインしたいので、【Detect】を右クリックして同じように設定します。

そうすることで、マークが設定されると【Detect】が【DETECTING】に変わり、次に触ったMIDI等に自動的に設定されるということです。

(MIDIボタンが押されているときだけ【DETECTING】状態にしたいので、【Detect】内の Toggle on Inputの設定は下記で。

ちなみに、このときキーボードをアサインしようとしている場合、おそらくキーボードの仕様で、長押しの判定が一定時間で切れるので注意)

f:id:saikuro0526:20171017010535p:plain

(これもまた、一回【Detect】をクリックしてあげないとアサインしても反応しないので注意。)

これで、マークを設定して、そのまま別のボタンを押すと、自動的にそのポイントに対してアサインされ、マークごとにボタンを割り当てるということができるわけです!すごい!

 

今回はこんなところです。

まだ実際に現場では使っていませんが、結構使える機能ではないでしょうか。ひとつ惜しいところは、SrcのMarksを利用しているので、別の動画に変えてもそのままマークが残ってしまい、その度に消す必要があるということでしょうか。まあそれは【ー】にボタンをアサインして消せばいい話なので、十分使える気はします。あと、UI Inspectorにアサインできるのかなり今回のこと以外にもいろいろできる気がしてます。

自分はCUEもどきが打てるようになったことで、アニソン系はだいぶリップシンクやりやすくなるのと、サンプラー的な使い方もできるなーと思っています。

 みなさまも是非有効活用していただいたり、こんなやり方でもできるって情報ありましたら、ブログとかTwiiterの方でも気軽にリプ飛ばしてくださいね!!

 

あっ最後にお世話になったフォーラムのURLあげておきます。

VDMX Forums • View topic - can chapter/clip mark be created dynamically? with button?

 

 

macOS Sierra ver10.12.6

VDMX5 ver b0.8.6.2.1 

(↑書こう書こうと思って忘れてたので、今回から記事を書いた時の自分のmacOSとVDMXバージョンも記載します)

 

Yuichi