VDMX5をとりあえず使える人がとりあえずの使い方を共有するブログ

非常にとっつきずらいにも関わらずほとんど情報のないVDMX5に対して困惑した、とりあえずVDMX5を使える私がとりあえずの知識を共有して、他の誰かにVDMX5を使えるようになってもらって、「こんな機能やあんなこともできるんですよ」といつか教えてもらうためのブログ

【VDMX】備忘録:Data Source Mapping【MIDIアサイン確認】

f:id:saikuro0526:20171016233441p:plain

WindowのShow Data Source Mappingから

f:id:saikuro0526:20171016233443p:plain

MIDIとかKeyとか各プラグインに何がアサインしてあるか確認や検索することができる。

MIDIの競合や、ここのボタンどこにアサインしたっけ・・・って悩んだ時にとても便利。

PluginsのComm Displayと併用しよう!

【VDMX】MIDIコントローラを光らせよう!【midi out】

 

LED内蔵の光るMIDIコントローラってたくさんありますよね。

NovationのLaunchpadとかはフルカラーLED内蔵でめっちゃきれいです。

f:id:saikuro0526:20170326200938p:plain

もし、あなたが光る系のコントローラもっていたならば、光らせない手はないというのがVJというもの。今回はVDMX5でMIDIコンを光らせたり、どんな使い方ができるのかというのを、おそらくVJの大多数が持っているであろうKORG nanoKONTROL2を例に紹介していきたいと思います。

 なお、自分はMIDIについてほとんど知識ないので、そこらへんについてはいつも通りご容赦ください。

 

【光らせるその前にナノコンの設定を変えよう】

ナノコンの触ってみるとわかるのですが、電源が入ると即、ボタンを押すと光るようになっていると思います。この状態だと、ソフト側でLEDを操作することができないので、ここの設定を変えます。

 そのためは「KORG KONTROL Editor」を開きます。ナノコンとかナノパッドとかのmidiの設定を変えたりするソフトですね。持ってない場合はKORGの公式サイトでダウンロードできます。

 

ナノコンのEditor画面が開けましたら、下記の画像で黒くなってる一番左上の[---]をクリックすると下の画像のような項目が出てくると思います。

f:id:saikuro0526:20170328232608p:plain

「LED Mode」は最初は「Internal」になっていると思いますが、そこを「External」に変更し、上のメニューバーから「転送」→「シーン・データを書き込み」を選択してください。

完了したら、前のようにボタンを押しても光るということないと思います。これでナノコン側の準備は完了です。

 

さて、次は実際にVDMXを立ち上げて、光らせていきます。といっても、ただ単に光らせるのはいたって簡単。

好きなところにアサインして、

f:id:saikuro0526:20170326210843p:plain

「Echo values back out to:~」にチェックを入れるだけ!

これで光ると思います。

 

UI InspectorのMaskやpluginsのControl Surfaceを使えば 

こういうこともできます。

上のフェーダーの現在の位置をLED上で表現するやり方は、いろいろと方法はあるとは思いますが、自分が思いついたものはMarksを使用したやり方です。

Marksについてはだいぶ前の記事の

saikuro0526.hatenablog.com

ここで簡単に触れたとは思いますが、基本的にはマークした値に飛べるという機能です。仕様的にはよくわからないのですが、Marksにアサインし、「Ehco~」で光らせたボタンは、別にボタンを押さなくとも、設定した値に到達した時点光る仕様になっているっぽいです。

ですので、ざっとボタンをMarksにこの状態にアサインして、ノブをフェーダにアサインし動かすと上記の動画のような動きになるわけです。

f:id:saikuro0526:20170326215439p:plain

ちなみにMarksの値とかMIDI設定のすぐ上にある「Auto-Space Marks」押すと、なんかいい感じ(適当)に値並べてくれるので、ばっちしな数値を求めてない人はそれを使うと楽かもです。

もちろんボタン自体を押してフェーダーを動かすこともできますし、逆に動かしたくないときは「Toggle on input」のチェックを全部外せばいいだけです。

「Opts」の「Global smoothing」の値を変えれば、ボタンを押したとき、なめらかに値が変わるという設定にもできます。

f:id:saikuro0526:20170326220450p:plain

 

 

二つ目の動画のオーディオアナライザー的なのは二つのプラグインを使用しています。

 一つはマイク等からのオーディオの音域を表示するための「Audio Analys」。

二つはAudio Analysからの値を信号としてナノコン側へ送るための「Control Surface」です。

 

とりあえず「Audio Analys」について、簡単に説明します。

まず立ち上げてみると、三つのFilterと呼ばれるものが三つの山として現れると思います。

f:id:saikuro0526:20170326224711p:plain

このFilterはいくつでも増やせますし、かつそれぞれフェーダー等に数値としてアサインすることができます。

各々の山は「Bandpass Filter Inspector」の「Frequency」、「Width」、「Gain」、「Smoothing」でいろいろ設定できます。

・「Frequency」どの音域を拾うのか。

・「Width」 どこまでの音域を拾うのか。

・「Gain」は拾った音を増減の設定。

・「Smoothing」 音を拾った際に次の値に変わるときに変化するまでの時間の設定。

  今回の場合では「Smoothing」は0でも大丈夫だと思います。

そもそもの音が小さかったり大きい場合は「Audio Analys」の項目の左側にある「Gain」で適宜調節しましょう。

 

このFilterはLFO等と同じで、エフェクトとかのソースとして使用することができますので、使用用途としては流れてる曲の低音に合わせてエフェクトが変化するという使い方もできます。

 

音に反応するソースはできましたので次は実際にナノコン側にMIDI OUTとして送れる形にする工程に進みます。

ここでは前回紹介しました「Control Surface」の「button」を使っていきます。

 

saikuro0526.hatenablog.com

 

実際問題、音に反応して光るだけならさっきのMarksの方法できますが、その場合一番直近に通った値のものしか光りません。今回は音量が大きいと全部光るという風にしたいので、そのようにするための方法を紹介したいと思います。

 

まず、ナノコンにある三列のボタン分だけ、Control SurfaceでButtonをつくります。 

f:id:saikuro0526:20170328224249p:plain

(画像ではわかりやすく実際のナノコンの並びでつくっていますが、適当にわかる形でも大丈夫です。)

各々のControl Surfaceつくったボタンにはさきほどの「Audio Analys」の「Filter~」と実際のナノコンのボタンを横列ごとにアサインしていきます。

(二つの項目をアサインするときは[+]を押してからじゃないと上書きされるので注意)

上の横列が「Filter1」、間の列が「Filter2」、下の列が「Filter3」みたいな感じです。

おそらく最初のButton Inspectorの設定では「Audio Analys」の値が0.1を超えると、ボタンが押されるといった設定になっていると思います。

今回、やりたいことは、要は各々のボタンが、それぞれある数値以上になっていれば、その間はONになりつづけるということです。

自分で言っててよくわかんなくなってきましたが、要は「Toggle on Fall」にチェックを入れて、「Threshold」をボタンごとに変えて設定してあげるといいわけです。

動画のようなのやりたいときは、「Audio Analys」の最大値が「1」なので、右端のボタンから、「0~0.1」ぐらいに設定して、あとは段々0.2とか0.1刻みで値を上げていき、それをFilterの数分アサインすればオーディオアナライザーの完成というわけです。

f:id:saikuro0526:20170401235351p:plain

 

midiコンを光らせたりするのに「Control Surface」は非常に優秀で、うまく設定できれば、大体どんなパラメーターでも光ります。

 これはNovationのDicerを使っていますが、映像チャンネルの切り替えに使ってるステップシーケンサーの値をControl Surfaceのbuttonに送ることで、映像の動きと同期してDicerのボタンが点滅しています。

とりあえず、Control Surfaceを経由しておくと管理も便利?な気もします。

 

NovationのLaunchpadのような、LEDの色を変えられたりするコントローラがあります。そういったものは、今の方法の「Echo values back out to:」では、光らせることはできますが色を選択することはできません。

その場合は「Insperctor」の「Sending」を使います。

とりあえず、ここからは自分が持ってる「Lanchpad Mini」で説明します。

f:id:saikuro0526:20170401170706p:plain

下のリストの[+]押して新規作成して、その中からMIDIを選択し、右隣の中から使用しているコントローラが出てくると思うのでそれを選びましょう。

次は下の「MIDI sender」の項目です。

f:id:saikuro0526:20170401171331p:plain

「Note#」と下の枠外にある「Channel」を現在アサインしているものに合わせます。

NoteとChannelの確認は「Sending」の横の「Receivig」に戻るかPluginsの「Comm Display」でMIDIを選択すると現在の出ているMIDI信号がわかりやすいかと思います。

f:id:saikuro0526:20170401170943p:plain

一応、そこが合えば、光ると思います。

で、LEDの色を変えるにはどこを触ればいいのかというと、

f:id:saikuro0526:20170401173451p:plain

このふたつの項目です。

「NoteOn」がボタンを押した状態、「NoteOff」がボタンが押されていない状態という意味(のはず)です。

そこのVelocityの数字をいい感じ弄れば変わると思います。(Launchpad miniのLEDの色の法則性がよくわからなかった)

 

とりあえずこんなところで。 

だいぶ長くなってしまい、自分でもわかりにくい記事になった気がしますが、またわからないところ等ありましたら、twitterの方にでも言ってくださればできる限り答えさせていただきますのでよろしくお願いします。

 

Yuichi