VDMX5をとりあえず使える人がとりあえずの使い方を共有するブログ

非常にとっつきずらいにも関わらずほとんど情報のないVDMX5に対して困惑した、とりあえずVDMX5を使える私がとりあえずの知識を共有して、他の誰かにVDMX5を使えるようになってもらって、「こんな機能やあんなこともできるんですよ」といつか教えてもらうためのブログ

SCS.3mという機材について(レビュー)

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SCS.3mという機材をご存知でしょうか?タッチセンサーだけで構成されたなかなか例を見ない、オタレコでやけに最終処分セール 2980円で目にする人も多いあれです。

「早過ぎた傑作」というか人類には早過ぎた機材な気もしないでもないですが、使い方次第では非常に有能で、確かにこれは定価二万ぐらいあるだろうな…という機材ではあると思います。

VJで何回が現場で使ってみたレビュー&紹介的なものを今回は書いていきたいと思います。

 

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大きさ比較

左上:KORG KONTROL(でかすぎで使ってない)

左中:KORG nanoKONTROL2

左下:KORG nanoPAD2

右上:自作コン

右下:Stanton SCS.3m

 

 

〜ここがすごいよSCS.3m〜

①USBハブが四つもついてる

正直、気づいたときは笑いました。上部に2つと内部に2つ付いてます。

内部に付けるとケーブル周りがすっきりしてよさそう。一応、電源ささなくともUSBだけで動くのも高ポイント。

 

②4ch分使えるタッチセンサー

見てみるとわかりますが上部両サイドにABとCDで切り替えるところがあります。

それで上半分の4つのタッチセンサーをそれぞれ切り替えることができ、中ほどにあるFX,EQでもそれぞれ変えられます。

つまりその部分に関しては見た目の倍のコントロールをアサインすることが可能です。

 

③タッチセンサーなので映像のカットインなどが直感的

ここがは自分の推したい部分ではあります。

アニソンVJをするときなど、DJがカットインで曲を変えるとき、こちらも合わせてカットインで映像出したいですよね。でも、フェーダーをノブなどにアサインしていると、一瞬ではありますが、どうしても二つの映像が合成されているところが映し出されてしまします。

それ用にボタンで入れ替わる用にアサインすると、今度は物理コントローラのパラメーター位置とソフトのパラメーターに誤差が生じてしまって、非常に怖いことになります。

ですが、タッチセンサーの場合はカットインもフェードもお手の物です、センサー右端に指を置いた状態で左端に触ると、左端の部分に触ったときだけ映像が変わるということもできるので、非常に直感的ではあります。

 

MIDI関係の設定がかなりいろいろ変えられる

専用のアプリケーションでMIDIのプリセットを変えることもできますが、内部的にタッチセンサーを同時に触ったりして、MIDIチャンネルや、スライダーの動きを変えたりできます。ただ説明書の覆い隠すっていう表現がわりと微妙で、タッチセンサーなので軽い気持ちで指一本でやろうとするとなかなかできません。覆い隠すって表現が出てきた場合は指を何本か使って確実にタッチセンサー部分の全てに隙間なくタッチしましょう(かなりわかるまで時間かかった)

 

⑤丈夫そう

売り文句で「可動パーツをなくして、耐久性も新次元」みたいなことが書かれてるように、内部的にぶっこわれない限り、よほどのことでは壊れないような気がします。

 

⑥見た目

光っててわりとかっこいい感じがしないでもないのと、現場で使うと「うわっ使ってる人、初めてみた」って言われます。引き気味の「うわっ」ってところがポイントです。

 

〜ここが微妙だよSCS.3m〜

 ①内部のケーブルが脱着しにくい。

内部にUSBハブが内臓されてると上記しましたが、そこにはパソコンに繋ぐ用のケーブルと電源につながるケーブルも一緒につながってます。

だから、そこのケーブルを脱着する際はscs.3mのケースを外さなければならないわけですが、これがなかなか面倒な代物で、なんかもうちょっと方法がなかったのかという感じです。面倒臭がって、自分はケーブル類付けたままにしてますが、そうすると割りとかさばったりしてなんともという感じです。

 

②オールタッチセンサーなので誤動作と操作感に問題

スライダーなどはまだ表面の質感が本体と違ってていいのですが、ボタンは本体と同じ素材でできてるのとボタン自体が小さいのも関係して、あんまり使いたくない感があります。

 上部や中ほどにあるABCDチャンネルやEQFXも気づかずうちに押してて、思ってた動作と違う動きになって焦ることも。

あと、タッチセンサー特有の液体に対しての弱さがあります。水滴や濡れた手で触ると大変なことになるという話をよく聞くので注意。

 

③スライダーと本体の段差

スライダー部は全て、本体より少し深くなってます。

スライダー部は大体一本指で操作すると思うのですが、そうなってくると、その深まっている部分と本体との段差のせいでスライダーの位置を一番端に持ってくことが難しくなってます。非常にセンサーの感度がいいということの裏返しではあるのですが、感覚的に末端にいかないというのは少し不便ですね。

 

④スライダーを酷使してると指が攣る

VJで横フェーダー、素早く往復するというプレイがありますがそれをscs.3m横フェで一本指でやると攣ります。鍛えましょう。

  

 

 大体、使ってて思ったのはこんな感じです。

やはり、どこか手の届かない品ですが、割り切って使えばこんなにコストパフォーマンスの高いものはないような気もします。

 

ちなみに自分はVDMXのメインフェーダーと音量の部分でアサインしてます(使いこなせてない感)

 

 

【VDMX】VDMXでWiiリモコンを使おう!

VJに慣れてくると、他の人が使っているのとは一味違うコントローラ使いたくなりますよね。

そんなあなたにおすすめ、大体1500円ぐらいで買える、しかもBluetooth内蔵という破格のコントローラーがあります。

 

その名も

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そうです。「Wiiリモコン」です。

(※wiiリモコンプラスは繋がらないという報告あり!)

 そういえば、Wiiリモコンをマウス代わりにする記事とかあったっけなーという貴方。

あれはアプリを経由して使えるようにしていましたが、

VDMXにはななんと最初からWiiリモコンを使うためのプラグインが入ってます。

「Workspace Inspector」の「Plugins」にある「Wiimote」です。

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この項目を押すと、下のような感じになると思います。

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ヌンチャクも使えるっぽいです。

上の項目はWiiリモコンのいわゆる加速度センサーの値をいじるものですね。

Offsetは単純にいえば、どの角度の時、値をゼロにしたいかとかの時に使うと思います。

 

重要なのはどうWiiリモコンとパソコンとを接続するかですが、これはもう簡単。

画像の下部の「WiiMote1」のウィンドウに[DETECT]があります。

そこをクリックして、手持ちのWiiリモコンの①②を同時押しするだけ!

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繋がるとこんな感じの表示に変わります。

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あれ繋がらないぞ?という人。

WiiMoteはシステム環境のBluetoothにペアリングされてたりすると繋がりません。

大体、使ってて無線が切れる時もここにちょっかい出されてる気がすごくする。 

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(⇧大体の元凶)

 

 

そういうわけで繋がったら、あとは適当な項目に加速度センサー当てたり、

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これは何気に強いと思うのですが、好きなボタンをそのままアサインして使うこともできます。

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確かWiiリモコンの数は制限なかったような気もするので(多分)、Wiiリモコン大量に首から下げてVJとかもできると思います。

 

まぁ正直、自分が使った感じ(環境)では、Bluetoothよく切れるし、と思ったら、WiiMoteのDETECT部分よく消滅するしで実用性あるかと言われたら怪しい感じもありますが、1500円ぽっちで無線コントローラーが使えるのと、誰もが知ってるであろうWiiリモコンで操作するというインパクトは凄まじいので是非お試しください!

 

Yuichi